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 2010.12.03発行. No57(毎週金曜日発行)

セイガンスピーク/アルファベンディ メールマガジン

Sagan Speak / Alphabendi   Newsletter

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     このメールは、これまで弊社とお名刺を交換又はメールアドレスを教えて頂いた学校関係者様にお送りしています。

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■ 今 週 の I N D E X

1.気になる最近のニュース

2.日本の英語政策の混迷

3.日本の中の不思議な英語表現(その40) 

4.スティーブン・オーストウィック自叙伝(第40話)

5.英作文コーナー(その31)

6.編集後記(メルマガ編集者らによる雑感コーナー)

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1.気になる最近のニュース

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学校耐震化:私立校校舎、全体の3割の6112棟で工事必要

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2010/12/20101203ddm012100010000c.html

 

「こども園」、幼稚園・保育所と併存で集約へ

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101203-OYT8T00260.htm

 

学校選択制、尾道で定着

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101203-OYT8T00514.htm

 

宇都宮工高の新校歌は、渡辺貞夫作曲、布袋寅泰作詞 

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101203-OYT8T00508.htm

 

私立高授業料無償化、1校が不参加大阪

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101203-OYT8T00448.htm

 

納豆菌よ藻と戦え中学校プールで汚れ防止実験

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101201-OYT8T00634.htm

 

「デジタル絵本」iPadで無料配信へ

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101130-OYT8T00669.htm

 

悩み苦しむ先生たち、休職100人超、うつ病など増加福井

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101130-OYT8T00445.htm

 

理科系の女性教員3倍増プロジェクト広島大

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101130-OYT8T00429.htm

 

 

給食費滞納、公立小中学校の過半数で 総額推計26億円

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201011300586.html

 

教員免許、「基礎」「一般」「専門」の3段階案 中教審

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201011290562.html

 

福岡朝鮮学園、補助金二重取りの疑い 県と北九州市から

http://www.asahi.com/edu/news/SEB201012030001.html

 

ガンダムの夢は様々な職業に通ず 進路学習に京大准教授

http://www.asahi.com/edu/news/chiiki/TKY201012030281.html

 

高志中等教育学校の志願倍率2・46倍

http://www.asahi.com/edu/news/chiiki/TKY201011290252.html

 

私→公、転入検討 高校間、橋下知事が提示

http://www.asahi.com/edu/news/chiiki/TKY201011300214.html

 

園児、口々に「グッジョブ」 米国人保父さん招き3カ月

http://www.asahi.com/edu/news/chiiki/OSK201011290137.html

 

【北海道】高卒内定率、前年比3.3ポイント増、10月末

http://www.asahi.com/edu/news/chiiki/TKY201011300216.html

 

中京大運営の理事長らに自宅修繕1億円分供与 国税調査

http://www.asahi.com/edu/news/NGY201012010035.html

 

「学校存続」を確認/コア学園が臨時理事会

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201012030237.html

 

保育所の民営化提言、千葉県船橋市の検討委「5園程度を」

http://www.asahi.com/edu/kosodate/news/TKY201012020234.html

 

ネット2時間以上、3割

http://sankei.jp.msn.com/life/education/101129/edc1011290753000-n1.htm

 

小中学生も「コピペ」時代 罪悪感なく盗作チェックいたちごっこ

http://sankei.jp.msn.com/life/education/101129/edc1011291422001-n1.htm

 

キャリア教育に新たな学校 中教審部会が答申案

http://sankei.jp.msn.com/life/education/101129/edc1011292017002-n1.htm

 

来年のセンター試験 志願者数約55万9千人に

http://sankei.jp.msn.com/life/education/101130/edc1011301819002-n1.htm

 

「高大接続テスト」はどうなったの?

http://sankei.jp.msn.com/life/education/101202/edc1012022152001-n1.htm

 

教科書に「尖閣は領土」明記へ

http://sankei.jp.msn.com/life/education/101203/edc1012030129000-n1.htm

 

給食費未納の理由は 希薄な保護者の責任感 経済的な問題、本当?

http://sankei.jp.msn.com/life/education/101202/edc1012021020000-n1.htm

 

生活保護世帯の子どものため自治体が無償で勉強会を開いています

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2010/12/20101201ddm013100187000c.html

 

大学関係9団体「予算確保を」

http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2010/12/20101202ddm008100024000c.html

 

 

 

 

 

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            2.日本の英語教育政策の混迷

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ある団体が発表した日本の英語教育に関する提言をご紹介します。

なかなか興味深い内容で、要旨は以下のとおりです。

 

(要旨)

近年では、企業の海外の進出、交際間取引の増大、経済のグローバル化の進展、

インターネットの普及により瞬時に海外と交流が持てることが出来ます。

国際化、情報化社会の加速で英語は、

単なる一外国語の枠を超えて、世界共通言語としての

重要性を増しています。にもかかわらず、

日本人の英語能力はアジアでは最低レベルです。

無資源の日本にとっては、知恵と技術に富んだ有能な人材を輩出させることでしか、

国際的な位置づけを維持していくことができない、いわゆる人材立国を標榜が不可欠です。

そんな日本が、海外とのコミュニケーションを取るための有効なツールである英語を

身につけることは必修とも言えるでしょう。

こういう視点に立って、「英語第二公用語化」を検討することが重要であり、

その第一歩として、「目指せ、バイリンガル社会」を題して、

@英語教育の充実、Aコミュニティーの国際化支援、B政治・行政の国際化、C今後の方向性

の4点の主張をします。

 

@英語教育の強化

従来のような「使えない英語」を学校で習い、それ以外に英会話学校にも通い、

さらに勤務先で社員英語研修を受講する・・・・

という無駄な日本の英語教育を防止するため、

初等・中等教育機関では、英語のコミュニケーション能力を習得させて、

高等教育では、英語で討論ができるようにさせます。

さらに、英語教師派遣研修センター設置法の法制化を目指します。

英語教師は語学教育の特殊性ゆえに、

他の科目の教員とは別に徹底した専門教育が必要ですので、

専門教育をセンターで受講し、ここから学校へ派遣する形態を取ります。

このセンターは各都道府県に設置され、

全国的に英語教師の育成・研修・充実を図ります。

ポイントは、習熟度別少人数クラスの実現、

ネイティブ英語教師の増員、ホームステイと交換留学制度の促進、

インターナショナルスクールを日本の学校と同等の地位を付与、

大学入試で英語を廃止し、受験資格としてTOEICまたはTOEFLのスコア―を採用とします。

 

Aコミュニティーの国際化支援

日常生活での国際化を推進いたします。

つまり、外国人や外国人家庭が生活をする上で不自由の無い英語環境を整備し、

先の英語教師派遣研修センターから、各コミュニティーへ英語教師を派遣し、

住民の英語でのコミュニケーションを育成します。

一方、テレビでは英語の多重放送の促進し、

ラジオでは英語専門放送チャンネルの設置を支援します。

さらに英語による文化活動・イベントの拡充、

公共図書館でも英語サービスを充実させます。

 

B政治・行政の国際化

国会議員の英語力を向上させます。

衆議院・参議院の両院の本会議録の英語版を用意します。

国際会議に出席する主要閣僚は最低コミュニケーションが

できるくらいの英語力を持っていることを条件にします。

官公庁白書の英語版作成を義務付けます。

公務員採用試験ではTOEIC又はTOEFLを義務付けます。

 

C今後の方向性

英語を「公用語」と規定している国は植民地支配の歴史といった理由で、

既にある程度、国内で英語が相当程度普及していたか、

もともと多言語集団間のコミュニケーションツールをして英語使用が便利だった

という共通点がありますが、日本では違います。

それなのに何故、日本が英語を公用語化させるのかという理由は、

たとえ、多くの反対意見があったとしても、

世界を覆う国際化、IT化の波の中で、日本が今後も国際競争で生き残るために、

英語を公用語化するくらいの意識改革をしなくてはならないからです。

したがって、10年後である2010年度を目途に、

「英語第二公用語化法」の制定を目指します。

(以上、要旨)

 

さて、以上の主張が一体どの団体から発表されたものかご存知ですか?

実はこれ、2000年5月に発表された民主党の主張なんです。

国民レベルでの英語理解度を向上させようするあまり、

第二公用語として英語を位置付けようとする試みや提言は、

おそらくこの先ずっと議題に挙がり続けるでしょうが、

おそらく結論が出ないまま、この先の10年後も進展のないまま、

いたずらに月日だけ過ぎていくことでしょう。

しかし、議論の進展が無くとも、国際化・グローバル化は着実に進展し、

日本の将来を背負う学生達は、ますます内向き志向が高まっていくことでしょう。

弊社のような小さな企業が日本のために出来ることと言えば、

質の高い英語講師を学校へ派遣し、

より効果的な英語授業支援プログラム・カリキュラム・テキストを提供することだけかもしれません。

ご存じの通り、弊社が提唱するリンクインシステムは、

日本人英語教師が教えた授業内容を、弊社外国人講師が発展・展開させながら、

4技能(読む・聞く・話す・書く)を1つの授業の中で統合して教えていることで、

両先生の授業をリンクさせつつ、4技能をリンクさせた画期的な授業システムです。

 

このリンクインシステムが、今後の日本の英語授業手法の標準になれば、

わざわざ第二公用語にするまでもないほどの学習成果がもたらされるはずです。

というのも、従来のケースのように両先生の授業がバラバラで実施されるよりは、

リンクしていた方が生徒の理解を促進するはずですし、

従来のケースのように1技能だけに限定して教え込むよりは、

4技能を総合的に学ばせた方が効果的なはずです。

 皆さんはどう思われますか?

 

 

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                     3.日本の中の不思議な英語表現(その40) 

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私たち日本人が外国へ訪れると、街の中で不思議で不適切な日本語に出会うことがありませんか?

同じように、外国人(この場合、英語のネイティブスピーカー等)が、

日本の街中で不思議で不適切な英語表現を見ることもあるのではないでしょうか? 

今回は、ある学校を訪問した際に校門に掲示されたインターホンの注意書きです。

こんなカンジで日本語と英語で併記されていました。

 

「インターホン」

Interphone

「ご用のお客様は、インターホンで係員にお尋ねください。」

When you have something to do please call the operation staff by interphone.

 

これはちょっと変ですよね? 何故、いままで直されないのでしょうか?

そこで、弊社の日本人スタッフへこの英文を「あなたならどう直す?」と尋ねましたところ、

こんな回答を得ました。

 

“When you visit here, call the receptionist by this intercom.”

 

さすがに、インターホンなる和製英語は使わなかったものの、まだミスがあります。

では、弊社のネイティブ講師はどう訂正したかというと、以下の通りです。

 

“When / If  you are in need of assistance, please use this intercom

to contact the receptionist / operation staff.“

 

 

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4.スティーブン・オーストウィック自叙伝(第40話) 

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毎回、好評連載中の弊社のスティーブン・オーストウィックによるコーナーです。

彼自身のこれまでの人生の歩みのほか、随筆、詩などを掲載しております。

 

 Dear avid readers of our newsletter,

 

Hello to you all out there and I hope all is well at your respective ends. 

My end doesn’t seem to be functioning that well at the moment, but there

you go, that’s life isn’t it?  I don’t have a great deal of time to put much

in the way of a story or a piece of poetry together for you this week, I just

wanted to check in with you and I hate not to contribute at least a little

something to something that depends on the contribution of others to make

sure it gets made and gets sent out, yes, our weekly newsletter.

 

My mum will visit Japan and stay with my family and my brother’s family

over the Christmas and New Year’s period.  My mum visits Japan 2/3 times

per year, she loves flying and is like a little kid when she gets on the plane

and starts playing video games and watching movies.  Noughts and

Crosses or Tick-Tack –Toe as some of you may refer to it is just about as

good as it gets in terms of playing video games for my mum, but she just

enjoys all the attention she gets on the plane coming over and when she

lands and that’s the pick-me-up she relies on to keep her ticking along.

  I will actually be flying over to the UK within the next couple of weeks or

so to pick her up and bring her back and at this present moment in time the

UK is covered in snow, well pretty much covered form north to south. 

I happened to look at Yahoo UK last night and particularly in the north of

the UK, which is where I’m from, people were having to dig themselves

out of their homes and driving a car was a near impossibility. 

 

I’m not looking forward to having to travel from London to my hometown,

Goole because when it snows it usually means that that disrupts public

transport and getting to Goole is bad enough to get to even when it’s not

snowing.  I won’t be staying too long in the UK this time around, only 5 days,

but I intend to contact one or two of my relatives, not so much friends

because a lot of those left Goole, as I did, a long time ago.  Meeting up with

people I know away from family uses takes place in supermarkets or on the

street, I don’t really go out of my way to make contact with many people

when I go home.

 

Well that’s all I have time for, have a good weekend and catch up with

you next week.  Keep well until then. 

 

Cheers,

Stephen.           

 

 

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5.英作文コーナー(その31)

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■このコーナーでは、日常の学校で教職員の方が遭遇するかもしれないシーンにおける

スモールトークを英語で言えるように養成します。

このコーナーでは、問題文とその対訳を安易に併記する方法を廃しまして、

ご自身の今の英語力を駆使して悩みながら答えを紡ぎ出して頂くという手法を

採らせて頂きました。

故に各質問には、特定の模範回答を併記しておりません。

解答パターンは、読者様の数だけ存在しますし、様々な言い方が可能なので、

どうか気軽にご回答をお送り下さい。

なお、お送り頂いたご回答へは、弊社の外国人講師が丁寧に添削してメールで返信します。

このコーナーが皆様の英語力アップに貢献できれば幸いです。

 

 

●ご質問その1(問題文をクリックして自作回答をメールして下さい)

  「あなたの学校に勤務する外国人英語講師が、「世界の中の日本の存在感はこの20年で劇的に低下してしまったその理由は、日本人学生の気質が海外志向では国内志向に変わったことに関連性があるように思いますが、あなたはどう思いますか?」と質問してきました。英語でどう答えますか?

 

●ご質問その2(問題文をクリックして自作回答をメールして下さい)

「あなたの学校に勤務する外国人英語講師が、「就職で内定を取れなかった大学生が卒業せずに留年して新卒のまま、再度、日本の企業に就職活動するくらいなら何故、海外の外国企業に就職しようとしないのでしょうか?」と質問してきました。英語でどう答えますか?

 

皆様からのご回答をお待ちしています。

 

 

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6.編集後記(メルマガ編集者らによる雑感コーナー)

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エンプロイアビリティってご存知ですか?

今、大学生の就職活動におけるキーワードの一つだそうで、

「雇用につながる能力」という意味です。

グローバル経済の加速、新興国の台頭、金融危機からの回復の遅れによって、

日本を取り巻く経済環境は厳しさを増していますが、

そのあおりを新卒採用も受けている事はいまさら言うまでもありません。

景気が悪く経済的成長が出来ないから新規雇用を絞る企業が多い中、

景気が悪いからこそ、さらなる成長をするためにその原動力となるような人材を雇用すべきだとの

積極論を唱える企業も少なくありません。

そのためにはエンプロイアビリティを備えた人材が渇望させる訳ですが、

最終教育機関である大学が、この役割を果たしているかが問われています。

実は経済産業省が2006年に、エンプロイアビリティ育成に向けて、

「社会人基礎力」なるものを定義しており、

以下の3つの能力が必要だと断じております。

@職場や地域社会で多様な人々を仕事をしていくための能力

A前に踏み出す能力

B考えぬく能力

一昔前では、大人として常識だった認識もことも、

今では、わざわざ国から指摘を受けざるを得ないほどの段階まで

堕ちてしまっていることが残念ではありますが、

それだけ大学生が社会人としての基礎が欠落している現実を真摯に受け止めるしかありません。

経産省は全国の大学の19校をモデル校に指定して、

ある世代にとっては一般常識とも言えるような「社会人基礎力」を

大学の中で身につけさせるプログラムの開発を進めており、

大学生が「社会人基礎力」について発表させる

「社会人基礎グランプリ」まで開催しております。

こうした催しが、冗談ではなく本気で実施されていることは、

2007年度の7校から2009年度の53校にまで

参加校が拡大していることに裏付けられているようです。

こうした中、経産省の担当者が

「社会人基礎力の必要性がようやく大学に浸透してきたことが実感しました」

と手ごたえと満足に満ちたコメントを発していることに対して、

違和感を感じているのは私だけでしょうか?

 

 

 

 

 

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本メールは、株式会社セイガンスピーク・アルファベンディ事業部から発信しております。

東京都品川区西大井6丁目24番14号 株式会社セイガンスピーク・アルファベンディ部

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