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2010.11.12発行. No54(毎週金曜日発行)
株式会社 セイガンスピーク メールマガジン
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このメールは、これまでの弊社とお名刺を交換又はメールアドレスを教えて頂いた学校関係者様にお送りしています。
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■ 今 週 の I N D E X
1.気になる最近のニュース
2.ライティングの訓練が日本人の英語力をアップ(最終回)
3.日本の中の不思議な英語表現(その37)
4.スティーブン・オーストウィック自叙伝(第37話)
5.英作文コーナー(その28)
6.編集後記(メルマガ編集者らによる雑感コーナー)
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1.気になる最近のニュース
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教員免許:更新講習未修了5100人 失効の恐れ 文科省
http://mainichi.jp/life/edu/news/20101112k0000m040036000c.html
日本学生支援機構:奨学金支給ミス相次ぐ 書類審査に不備
http://mainichi.jp/life/edu/news/20101112k0000m040149000c.html
体罰:京都市立中教諭、生徒殴り後遺症 視力低下
http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2010/11/20101111mog00m040008000c.html
英語が苦手な学生、就職に不利なの? 中嶋嶺雄・国際教養大学長の話
http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2010/11/20101106ddm013100007000c.html
英語が苦手な学生、就職に不利なの? 社内公用語化の動き
http://mainichi.jp/life/edu/archive/news/2010/11/20101106ddm013100006000c.html
大阪府、私立高授業料の公費負担3万円上げへ
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101110-OYT8T00283.htm
私立高新助成、大阪府が概要案
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101110-OYT8T00475.htm
54.4%、過去最高、大学・短大の現役進学
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101110-OYT8T00589.htm
絶対評価に悩む教員
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101111-OYT8T00501.htm
教育関係者「なぜ」…長崎・佐世保市立中教諭逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101111-OYT8T00520.htm
「小1プロブレム」解消案…文科省有識者会議
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101111-OYT8T00669.htm
「橋下使節団」教員500人海外視察検討 大阪府来年度
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201011090065.html
千葉、高校の道徳必修化 森田知事肝いり、13年度めど
http://www.asahi.com/edu/news/TKY201011100455.html
「教師と連携すればいじめ分かる」 文科相、小6自殺で
http://www.asahi.com/edu/news/TKY201011090116.html
ひきこもり学生を救え 大阪府、大学と登校支援事業
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101107/edc1011070009000-n1.htm
沢辺隆雄 重い学校と教委の責務
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101108/edc1011080747000-n1.htm
よく食べ、動く子供「学校楽しい」99%
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101108/edc1011080807001-n1.htm
大学教育も就職支援がカギ? 文科省が事業選定
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101109/edc1011091601002-n1.htm
【朝鮮学校無償化】補助金支給継続判断前に視察 神奈川県知事表明
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101109/edc1011091907003-n1.htm
大阪は高校競争激化 公私比率も撤廃、橋下知事「評価された学校が残る」
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101110/edc1011101136001-n1.htm
カルテル30年超…高校定員で私学と協議、大阪府「統廃合も」
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101110/edc1011101353003-n1.htm
大学3年生の「就活」本格化…「勝負は今」募る焦り
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101110/edc1011102222005-n1.htm
私立中高の募集人員発表 大阪、高校92校と中学65校
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101111/edc1011112106002-n1.htm
中高一貫校、学力差に苦慮「高校入試なく意欲向上に課題」 文科省調査
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101111/edc1011112251004-n1.htm
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2.ライティングの訓練が日本人の英語力をアップ(最終回)
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10回にわたって、ご案内してきましたライティングプログラムの件ですが、
今回がついに最終回となります。
そもそも、弊社がライティングの強化の必要性を提唱してきましたのは、
10年間も英語を勉強してきたにも関わらず、
日本人が英語をアウトプットする能力が乏しいという現実をライティングによって改善していこうとする
アプローチでした。
特に英作文でも、和文英訳文ではなく、自由英作文に取り組むことを
提言してきました。
結局、実践させたいが生徒はそこまでのレベルに達していないとの
ご回答を頂いておりますが、
最初から、上手く書ける生徒はいないはずですし、
結局書かないと上達しないので、レベルに関わらず取り組むべきでしょう。
むしろ、書けない事を知ることで、生徒はなぜ書けなかったのかを
自問させることで、何気ない通常の英語授業が実は英作文を書いていく上での、
有益なヒントに満ちている側面を実感してもらえることになるでしょう。
あと、もうひとつ重要なのは、
動機付けでしょう。
日本を抜いて第2位になったほど経済的な躍進が著しい中国では、
今、英語教育が過熱傾向にあります。
彼らの英語学習の熱心さは、学習の動機づけが明確だからでしょう。
幼稚園→学前班→小学校→中学校→高校→大学という中国の学制体系は、
日本のそれとほとんど変わらないようですが、
基本的に小学校3年から始まる英語授業で使用される英語教科書は、
日本の検定教科書と大きく異なり、
特に語彙数は2〜3倍の開きがあります。
大学受験においても、数学と英語科目の配点が重視されているため、
比較的暗記が効く「英語の丸暗記努力」は日本の比ではありません。
しかし、日本では蔑まれがちな丸暗記も、語学学習では重要であり、
結果として、中国人の英語能力の基礎作りに貢献していると言われています。
かつて、中国では、英語ができることは人生を大きく変えてくれる要素でした。
英語ができれば、貧しい祖国を捨てて、海外で活躍できるチャンスを与えてくれる
手段だと考えられてきました。
しかし今では、経済発展を遂げた祖国においては、
英語で人生を変えてくれる機会が失われたどころか、
何億人もが高度に英語学習をするようになってしまったため、
英語は最低限度のスキルになってしまいました。
その証拠に、大学生が受ける企業の採用試験では、
英語力のテストや能力測定が必修であって、
この善し悪しで、人口の多い中国ならではの、
就職の際のふるいの一つになっています。
そもそも、中国人は投資した分のリターンをはっきり求める気質を持っています。
つまり、現実的であり、英語の習得に時間と費用をかけた分だけ、
給料などで見返りを得られるような職場を常に求めていきます。
そのアグレッシブさと目的の明確さが、英語上達を促す社会的土壌となっている訳です。
その意味でも、社会構造に差こそあれ、
日本でも学生に英語学習に対する目的意識を明確にさせることが必要なのではないでしょうか?
日本人にとっての英語学習の目的が、大学入試のためだけであるなら、
入試対策に特化した英語学習することは、理にかなっていますし、
出題頻度や配点の比較的高い、
長文読解をターゲットにした英語授業に学校が偏りがちになることは無理からぬことです。
中国人にとっての英語は就職や人生のためでも、
日本人にとっての英語は高学歴獲得のためでしかないのであれば、
日本人が10年間も英語の勉強をしても、英語がしゃべれないことに説得力はあります。
そこで、最終的な結論としては、
日本の大学入試問題が、読解力といったインプット能力中心主義から
発信力といったアウトプット中心主義に変えることで、
グローバル経済に対応した日本人の英語力を向上させることができるのではないかと考えます。
もっとも、日本の企業全体が今後ますます英語力を採用の際に重視する傾向へと変わっていったとしても、
測定基準を大学入試同様のインプット力重視のままでは、意味はありません。
英語試験出題者にとって、インプット力の判定は容易ですが、
アウトプット力の判定は容易ではなく、問題回答者以上のアウトプット能力が要求されます。
アウトプット力とは、「話す能力」と「書く能力」に大別されます。
つまり、この能力を学生に課す以前に、大学の出題者や採点者側が、
これらの能力を具備しなければなりません。
何万にもの受験者の採点には、採点の時間・労力・技術・能力・精度・コストが要求されます。
「話す能力」の測定の基本は面接ですが、受験者全員の面接には莫大な時間がかかりますし、
面接官の数や面接内容、面接評価基準の均一性・・・・様々な障害が懸念されます。
そこで、「書く能力」としての英作文がこうした障害をある程度は克服してくれるはずでしょう。
特に自由英作文であれば、「話す能力」の測定に近いアウトプット力を見極めることができるでしょうし、
採点の処理もある程度の簡素化や簡略化が期待できそうです。
そもそも言語力の理想的な測定は、4技能の能力測定です。
しかし、完璧な4技能検定の実施には多くの課題が有ります。
そこで、現実的な折り合いの中で、日本人の英語力、とりわけ不得意なアウトプット力を
如何にして改善させるかを考慮すると、
@日本に英語授業におけるアウトプット力を養成する内容や時間の拡充
A日本人の英語学習目的となっている大学入試の出題形式でアウトプット問題を増やすこと
B日本企業は採用時に、英語読解力以上に英語発信力を問うこと
Cアウトプット力が測定するための採点者側の人員・技術・設備・環境の整備
が少なくとも挙げられそうです。
最後になりますが、日本の学生では、せっかく実用的な英語を学んでも、
日本の日常生活では、実践できる機会や場所が限られています。
試す機会が極めて少ないのですから、
生徒がモチベーションも持てないのは当然です。
その点、大学入試の試験英語なら、
模試や実際の入試を含めて試せる機会はいくらでもありますし、
良い点数を取ろうとするモチベーションを持てるでしょう。
そうであれば、少なくとも英語の授業の中で、
学んだ英語を応用してアウトプット力を試す機会をもっと増やすべきでしょう。
確かに、現行のカリキュラム上の制約などでそれが難しいのであれば、
是非、通常の授業の中で折に触れて、
自由英作文の機会を増やしてみては如何でしょうか?
たとえ、あまり書けなかったとしてもそれはそれで良いいではないでしょうか?
むしろ、書けなかったことを教訓にして、彼らはきっと、
次回の英語授業の文法学習に意欲を持って向き合ってくれるはずですし、
英作文への慣れや生徒の個性に合わせた自分なりの英語表現の確立によって、
参加の消極的で授業的だった英会話の授業が、
クリエイティブで能動的な内容へと変化していくかもしれません。
そして終局的には、
日本人の英語力をアップさせる一つの契機になるのではないかと期待しているのですが、
如何でしょうか?
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3.日本の中の不思議な英語表現(その37)
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私たち日本人が外国へ訪れると、街の中で不思議で不適切な日本語に出会うことがありませんか?
同じように、外国人(この場合、英語のネイティブスピーカー等)が、
日本の街中で不思議で不適切な英語表現を見ることもあるのではないでしょうか?
今回はデパ地下にあるシュークリーム売り場の看板です。
こんな風に書いてありました。
ソフトシュークリーム Soft
chou a al crème
昔ながらの懐かしい飽きのこない味 Old
times dear be weary taste
文法的に誤っているだけでなく、言葉選びが不適切です。
Old timesはウィスキーなどの長期間の熟成を連想させますし、
weary tasteをあえて訳せば、「飽きた味」であり、
そもそもの意味と180度違ってます。
そこで、元々の意味に忠実にネイティブの目線で、下記のような訂正案を考えてみました。
Good old traditional cream
puffs, a taste that stays with you.
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4.スティーブン・オーストウィック自叙伝(第37話)
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毎回、好評連載中の弊社のスティーブン・オーストウィックによるコーナーです。
彼自身のこれまでの人生の歩みのほか、随筆、詩などを掲載しております。
Hi to you all
out there. How has your week been,
actually
it’s
still going for most of us, isn’t it?
Except for you lucky
buggers
out there that have worked hard, played fair, filled
your
pots and finally retired from the rot race – I take my hat
off
to you, but please let me know how you managed to do it.
I constantly
lose all track of time at times, I have to, I couldn’t
do
my job properly if I didn’t – sounds a bit ridiculous I know,
but
true non the less. Thinking about
time and the way in
which
we as human beings try to quantify the usage and the
passing
of it exists on all levels, when I don’t think about it time
seems
to slow down which then makes me feel that I have more
time
to better quantify how it passes and how it gets used
inside
my space. I suppose that sounds
pretty logical to most
of
you out there, but to some, maybe not.
If you are thinker
of
time, but only to eat a meal, take a rest or give some tender
loving
care to your mobile phone then it comes and goes pretty
much
unnoticed. I think that for most of
us going from light
to
night signifies the passing of something which must be time
because
that is the most common word we use for it when
things
change. For a lot of scientists
“Time” represents a
continuum
that lacks spatial dimensions - imagine if someone
created
a new word or an new expression for asking and telling
the
time – what would that word or expression be? It could
be
something like “Excuse me could you tell me how far the
greyhound
is behind the hare? – I will leave you to ponder
that
one.
Well, back to
a bit of good old poetry writing.
An email
that
I received from someone today prompted me to tap this
one
out. The poem is supposed to be
about how I personally
deal
with getting rid of unwanted stress and frustration
-
I hope you can get/learn or even take something from it.
I
would like to leave you with the following:-
A teacher
once said to a student who was busy biting his
pen
to bits in the classroom; “Chewing on the end of your
biro boy
is an indication that you are either thinking about
or
worrying about something deeply, you have a nervous
disposition
or you are feeling peckish and in need of some
food
for your wayward thoughts.
Whichever it may be,
eating
a pen most certainly will do something for the
brain
if chewed on correctly, but it will not fill your stomach
unless
eaten in copius numbers, rather it will upset your
stomach
and may render you unfit to attend school which
perhaps
all along was your ulterior motive.”
Getting rid of shout
Some
people work out to get rid of shout.
Some
people cook, some people jog.
Others
just keep it bottled up inside their nog.
What
do I do when I get worked up?
Well,
I just sit down and write a poem.
I
know I can’t directly hurt anyone that way.
And
it allows me to breathe and get on with my day.
Poetry
is your own way to say, it’s like a private code.
You
can get your frustration out and your meanings across.
Secretly,
whilst others peruse and perhaps become amused.
They
may reflect on the way they have abused.
But
only by cracking the code inside the words you have used.
Something
they know everything and nothing about.
Why
shout when a normal voice is all that is needed.
To
put things back into perspective, long since reseeded.
With
pencil in hand and paper on table.
Writing
poetry’s what keeps me stable.
A poem by
Stephen Austwick
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5.英作文コーナー(その28)
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■このコーナーでは、日常の学校で教職員の方が遭遇するかもしれないシーンにおける
「とっさのひとこと」を英語で言えるように養成します。
もちろん読者様の中には、英語科の先生方も多くいらっしゃるかと存じますが、是非ともご参加下さい。
ご承知の通り、市販の英会話の本の中には、
ネイティブスピーカーの目から見て、不適切な表現が少なくありません。
しかし、そうは言っても、日本人である私達がそれを見抜くのは容易ではないため、
本の中の例文を機械的に必死に覚えようとしてしまいます。
そもそも、実際に外国人と英会話をするためには、
英会話の本を読むだけ(暗記するだけ)では不十分であり、
実際に、会話(使用・応用)して、初めてモノにできると言えるでしょう。
またさらに言うと、単に使うだけもまだ不十分で、
間違ったり、忘れたり思い出したりが繰り返されて、初めて自分のモノになるのではないでしょうか?
人はすぐに覚えたモノほど、直ぐに忘れるものですし、考えた数だけ記憶は増えますし、
苦労して覚えたものほど忘れにくいモノであることは、
これまでの皆様の学習経験からご承知の通りです。
このコーナーでは、問題文とその対訳を安易に併記する方法を廃しまして、
とりあえずご自身の今の英語力を駆使して悩みながら答えを紡ぎ出して頂くという手法を
採らせて頂きました。
故に各質問には、特定の模範回答を用意しておりませんし、
模範解答の紹介をもって暗記を促すつもりもありません。
解答パターンは、読者様の数だけ存在しますし、様々な言い方が可能なので、
どうか気軽にご回答をお送り下さい。
おそらくは、短くセンテンスで解答することも十分可能でしょうが、
せっかくですから、是非、ご自身の英語表現力を試す意味で、
「長めの英作文」で挑戦されることをお勧めいたします。
なお、お送り頂いたご回答へは、弊社の外国人講師が丁寧に添削してメールで返信します。
自分の文章がネイティブスピーカーによって添削されて、
違うカタチとして生まれ変わることは、なかなか愉しいものです。
他人の作った文章の丸暗記ではなく、
自分の文章の再認識こそが、本当に身に付く表現方法と言えるのではないでしょうか?
このコーナーが皆様の英語力アップに貢献できれば幸いです。
●ご質問その1(問題文をクリックして自作回答をメールして下さい)
●ご質問その2(問題文をクリックして自作回答をメールして下さい)
皆様からのご回答をお待ちしています。
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6.編集後記(メルマガ編集者らによる雑感コーナー)
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■今や、大学生の3人に1人が、
日本学生支援機構(旧・日本育英会)からの奨学金貸与を受けているそうです。
現在の日本では、返済する必要の無い給付制奨学金制度は存在しないため、
無利子または有利子のいずれにせよ、大学生は返済を免れません。
もしも、制度上の最高貸与額である月額12万円を大学生活4年間、
有利子3%の金利で借りた場合、
卒業後に返済する金額は総額775万円にも上ります。
この返済は、生活設計上のかなりのハンデになるでしょう。
最近の調査(2007年度)では、
日本学生支援機構へ奨学金の返済をしなければならない元・学生(現・社会人)は、
222万人に上り、そのうち30万人が返済を怠っているそうです。
返済を怠る理由として、約半数が、低所得を理由に挙げていますが、
今後の景気後退や就職難から一層この傾向が増えていくものとみられます。
ある返済遅延者のケースによれば、
大学で福祉を専攻し、首尾よく福祉の仕事に就いたものの、
月給13万円の給与では返済が難しく、
今では学部選択に後悔をした日々を送り、
資格学校へ通いながら、他業界への転職を希望しているとのことです。
こうして考えると、奨学金を借りた学生の場合は、
将来の返済プランを視野に入れた大学・学部・選考や将来設計が不可欠であり、
奨学金を借りていない通常の大学生と同じような目線や考え方は危険でしょう。
つまり、彼らは通常の学生以上に、
高収入の業種や職種への就職が運命づけられているのではないでしょうか?
確かに彼らにとっては、一種のハンデですが、
これを単なる負債としてマイナスイメージで捉えるか、
もしくは、未来への投資とプラスで捉えるかは、
まさに彼ら次第を言えるでしょう。
高度成長期であれば、就職さえすれば、
給料が右肩上がりの上昇を期待でき、返済計画の見通しが付きましたが、
現代の日本では、少子高齢化によって国内市場が縮小し、
経済のグローバル化で外国企業との熾烈な競争に常にさらされている以上、
自分でビジネスを立ち上げないのであれば、首尾よく勝ち組企業へ就職し、
長期間安定して、人並みかそれ以上に稼がなくてはなりません。
グローバル経済の中で生き抜くような安定した企業で活躍するには、
英語力の具備はしておかなければならないでしょう。
もしも、将来の大学入学時に奨学金を利用しようとしている生徒、
もしくは現在利用している生徒への人生設計をアドバイスする機会が有るならば、
是非、彼らに対して、日頃の英語の授業の大切さを語るべきではないでしょうか。
結果として、生徒への将来における返済意識付けを高めることによって、
滞納が増え続けることで懸念される奨学金制度の破たんを防ぎ、
税金による損失補てんを抑止することもつながると思うのですが、
皆さんは如何思われますか?
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